非接触型の体温計で正確な体温を測ることは難しい理由
結論からお伝えしますと、
「計測器との距離や皮膚の表面温度、測定箇所によって大きく影響されるから」
です。
もうこれに尽きます。これ以上伝える事が無い。
( ・ิω・ิ)。
これだけだと少し不親切なので、この
「計測器との距離や皮膚の表面温度、測定箇所によって大きく影響される」
ということをYouTubeで証明してくれている方が数人いらっしゃるので、検索していただければ直ぐにわかると思います。
ここではより分かりやすかったと思う動画を2つ程貼っておきます。
皮膚の表面温度をアイスパックで冷やす、又測定器との距離で測定結果が変わることを証明してくれている動画↓
皮膚をアイスパックで冷やした後に非接触型の体温計で体温を測ると冷やす前よりも下がった数値が表示されています。
この動画で非接触型の温度計がどんなものかというのは大体理解できるかと思います。
測る箇所によって全く測定結果が違うことを証明してくれている動画↓
こちらの動画は、3種類の非接触型体温計を比べてレビューしてくれています。
内容を簡単に説明すると
- おでこの温度はどの体温計も低めの温度結果になる
- ワキの下は接触型体温計よりも少し高めの温度結果になる
- 耳やこめかみは接触型体温計と同じような温度結果になる
要するに、測る箇所によって全然違う温度が表示されています。
お店や病院などで非接触型の体温計を採用している理由
お店の入店時や病院(歯医者さんや整体等)などで非接触型体温計で体温を測られることありますよね。
何故そんな正確性の低い体温計を採用しているのか?
これの答えはそのままなのですが、別にお店や病院側の人は正確な体温を知る必要が無いからです。
2021年1月現在、真冬で皮膚の表面温度が下がっているのにも関わらず、37.0~37.5℃を超えるような方は何かしらの病気にかかっている可能性が高いと判断し入店を拒否する、というような、大まかに判断できる情報が欲しいから測っているわけです。
非接触型体温計と言えど、流石に1.5℃以上ズレる事は無いのでお店側は一瞬で体温が測れる非接触型の体温計を採用しているわけです。
最後に
以上の内容から私が伝えたいことは、
「非接触型の体温計は”熱があるかないか?”の目安にはなるが、体温を数値で知りたい場合には正確性に欠ける」
ということです。
もし今、自宅で使用する体温計の購入を検討していて、接触型か非接触型で悩んでいる方はしっかりワキに挟んで計測する接触型の体温計をおすすめします。
接触型の体温計については下記記事にて詳しく説明しているので良かったら参考にしてみてください。
この記事が皆様の参考になれば幸いです。
最後まで見て頂きありがとうございました<(_ _)>
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