初めに
- 測る体温計によって体温が違う…。
- レビューを見ても賛否両論でどれを購入すればいいかわからない…。
- 結局どの体温計を信じたら良いのかわからない。
色々思うところはあるかと思いますが、ハッキリ結論を言います。
体温計はオムロンで良い。
私が現在使っている体温計は
2003年発売の「オムロン けんおんくん MC-106B」
と
2018年発売の「オムロン けんおんくん MC-688」
の二つです。
何故オムロンの体温計が良いのか?
実際にオムロンの体温計を15年以上使用してみてわかったことや感じた事、おすすめする理由などを簡潔に話していきます。
オムロンの体温計は日本製ではなく中国製
この項目でいきなり
「えぇ、中国製?絶対あかんやつやん。やめとこ」
ってなられる方結構多いと思いますが、もう少し聞いてほしい。
確かにオムロンの体温計はMADE IN CHINAです。
オムロンの体温計の製造国は中国ですが、オムロン自体は日本の会社です。
輸入業などをやっている方なら少しは知識があるかもしれませんが、中国に発注した際、その間に代行業者を挟み、その代行業者に検品作業などをお願いすることができます。
中国で生産された品々は確かに品質が悪い物が平気で紛れ込んでいます。
もう当たり前のように混ざっています。
そこで、代行業者に追加料金を払い、別途注文として検品作業をお願いする事で、粗悪な商品に関しては返品処理をしてくれるのです。
オムロンがどういった形で輸入しているのかは分かり兼ねますが、オムロン株式会社は創業で90年近くにもなる老舗会社。
ただ単に「中国だと製造原価が安いから」という理由だけで、何の対策も無く中国生産を選択しているような会社なのであれば、90年近くも続いていないと思います。
そして何より、時代が進むにつれ中国の機械のレベルも上がってきており、日本と大差がない、若しくは日本より上の工場もあるといったことがニュースコラムで書かれていました。
参考にしたコラム
これ以上は記事の本題と内容がズレてしまうので省略しますが、
「中国製品だから悪い物」
とは一概に言えない時代に来ているのかもしれません。
オムロンの体温計がおすすめな理由
①正確性
2021年1月現在の体温計は15秒で測れる「予測式」と10分で計れる「実測式」が合わさった形の体温計が主流だと思うのですが、オムロンの「実測式」の方法で5回測った体温は5回とも同じ体温でした。
これ、驚くことに15年以上も前に購入した体温計と2021年1月に購入した体温計の結果が全く同じだったんですよね。
凄くないですか?笑
上記理由から、正確性は高いと言えると思います。
②比較的安価
私の実体験として、4000円前後で購入出来て、15年以上も壊れずに使用できているオムロンの体温計。しかも一度も電池を交換した記憶が無い。
2003年に購入した「オムロン けんおんくん MC-106B」は17年経った今でも現役で使用できています。
コスパ最強過ぎませんかね?
③創業年数90年弱と実績のある医療会社
前身の立石電機株式会社が1933年5月に設立されているとのことなので、2021年現在でオムロン株式会社は創業88年目となります。
オムロン製を信用できる理由の一つとしては十分な根拠ではないでしょうか。
商品レビューでは賛否両論!その理由を解説!
レビュー自体は真実。嘘ではない。
Amazonなどの商品レビューを見てみると
- 測る度に体温が違う
- 「予測式」の15秒測定の体温は当てにならない
- 毎回0.2~0.5度の誤差が出る
と散々言われたい放題言われています。
そしてこれらのレビューは実は嘘ではなく真実だったりします。
( ・ิω・ิ)。
「じゃぁあかん体温計やん。」
と思ったでしょ?それはちょっと早合点。もう少し聞いてほしいです。
そもそもなんで体温を測る度に誤差が出るのか?
その理由を考えてみましょう。
オムロンの体温計で誤差が出る理由
理由①:体温計本体の温度が極端
体温計が極端に冷えていたり、熱くなっていたりしていると多少なり体温測定の結果もバラつきます。それはどの体温計を使用しても同じことが言えます。
理由②:単純に上手く測れていない
わきからはみ出ている、挟む力が弱い等。同じポイントで計れていないために誤差が出ているパターン。
理由③:連続して再検温している
「 連続して検温しないでください。
1度電源を切り、30秒以上あけてから検温してください 」
としっかり説明書に書かれています。
これ知らない人多いのではないでしょうか。
15秒測定の「予測式」で測れる体温はあくまで”予測”
「予測式」とちゃんと明示されている通り、15秒で測れる体温はあくまで”予測”です。予測なので当然、正確な数値ではない可能性もあるわけです。
それだけだと
「じゃぁ当てにならんやん。イラネ」
となってしまうので、その「予測式」で測った際の体温はどこまで実測値に近いのか?ということを私が実際に5回測って記録してみました。
15秒で測れる「予測式」は実測値より0.2~0.3℃高めに表示される事が多かった
下記表は2021年1月10日の夕方に、実際に私がオムロンの体温計で体温を計ったときの記録です。
15秒(予測値) | 10分(実測値) | |
1回目 | 37.3℃ | 37.1℃ |
2回目 | 37.2℃ | 36.9℃ |
3回目 | 37.0℃ | 36.9℃ |
4回目 | 37.0℃ | 36.9℃ |
5回目 | 37.0℃ | 36.9℃ |
予測値と実測値に多少の誤差が出ているのが分かると思います。
予測値はあくまで”目安”として捉え、実際の体温はその予測値よりも0.2~0.3℃低いと予め知っておけば大した問題にもならないかと私は思います。
そもそも正確無比な体温を測る必要ある?
正直な話、私がレビューで猛烈に批判している人たちに対してズバリ言いたいことはタイトル通り。
「0.3℃前後のズレなんて気にする必要ある?」
ってところなんですよね。
「何言ってんだ!!37℃超えたら微熱だぞ!!コロナ疑われて会社休まないといけなくなるじゃないか!!」
って声聞こえてきそうですけど、そう仰られる方は勿論、日本人の健康時の平均的な体温を知ってのうえでのことですよね?
( ・ิω・ิ)?
日本人10歳~50歳前後の健康的な男女3000人以上の体温の平均値は36.89℃~37.23℃と言われています。
この情報が正しいのかどうかが気になる方は下記に参考サイトを貼っておきますのでご自身でご判断ください。
参考サイト↓
必ずしも37℃を超えたからといって微熱だとは言えないんですね。
15秒の「予測式」で測り、誤差が0.5℃以内に済んでいる体温計は十分優秀なわけですよ。
実際に「予測式」で測ると少し高めの体温が表示されると分かっているなら、それを認識したうえで対応し、判断していけば良いだけの話です。
きっと猛烈な批判レビューを残している人たちは、今まで使っていた体温計と比較して色々言われているのでしょうけど…
そもそも今まで使用していた体温計は正確だったのでしょうか?
このようなことを心理学用語で「アンカリング」と言いますが、比較する元々の対象物がおかしいと当然、比較する先の対象物の評価もおかしくなるのは当然のことですね。
自分で計測することを条件に、5000円未満の簡易体温計で、15秒で正確無比な体温を測るのは不可能です。
これはオムロンだけではなく、大手医療関係の会社テルモの体温計や計測機器メーカーのドリテックの体温計でも10分を実測式として採用しています。
どうしても正確な体温を測りたいのであれば、諦めてしっかり10分測ることをおすすめします。
非接触型の体温計は当てにならない!おすすめしない理由
結論から言うと、
「計測器との距離や皮膚の表面温度、測定箇所によって大きく影響されるから」
です。
非接触型の体温計については別記事に詳しくあげていますので、そちらをご覧ください。
最後に
以上、体温計についての記事でした。
私が使用しているオムロンの体温計は比較的正確で使いやすく、長持ち(私の場合は17年以上)してコスパも凄く良い製品だと思うので、どの体温計を購入して良いかわからないと迷われている方は是非一度オムロンの温度計を検討してみてください( ・ิω・ิ)、
最後まで見て頂き、ありがとうございました<(_ _)>
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