「嫌われる勇気」あらすじ
ごくごく普通の青年とアドラー心理学に精通した哲人との対話を描いた本。
対話形式で物語が進んでいくので難しい単語や言葉などもあまり出てこず話が入ってきやすかったです。
きっとこの本を読んでいくと、青年が自分の考えを代弁してくれてるような感覚になると思います。
自分が考えそうなことを青年が見事に哲人にぶつけていってくれるので、「さぁさぁどう答えてくれるのか」と次を読むのが楽しみになりました。
内容自体は全然難しく無いです!
ごくごく普通の青年が疑問に思った事に対して哲人が答える、というストーリーですので読書が苦手な方でも比較的読みやすい本だと思います。
私が読んだ際にメモした文章
私が箇条書きでメモした内容をそのまま記載します。
本当にそのままなので分かりづらい文章もあるかと思いますが、その点はご了承ください。
■大切なのは何が与えられているかではなく、与えられたものをどう使うかである。
■大事なのは交換ではなく、更新。
(なんでも無いものや新品を欲しがるのではなく、与えられたものを大事に使用し、それらを”更新”していくことが大事という内容です)
■不幸自慢をする人の心理は、不幸であることによって「特別」であろうとし、不幸であるという一点に於いて、人の上に立とうとする。
■弱さは強い権力にもなる。赤ん坊は人を支配するが、支配されることはない。
■健全な劣等感とは、他者との比較のなかで生まれるのではなく、「理想の自分」との比較から生まれるもの。
■「怒り」は”道具”。怒りという道具に頼る必要がない。
怒り以外の有能なコミュニケーションツールを利用した方がより思い通りに事を運べる。
■「この人と一緒にいると、とても自由に振る舞える」と思えるのが愛の理想形態。
■人間関係で悩んだら → 課題の分離を行う。
これは誰の課題なのか?を考え、他者の課題には介入せず、自分の課題には誰一人として介入させない。
■対人関係のベースに「見返り」があると上手くいかない。
見返りは求めてもいけないし、縛られてもいけない。
■「ここに居ても良い」という所属感は、誰かに何かを与えて初めて得ることのできるもの。
■計画的な人生なんて必要か不必要の前に、不可能。
一番心に残った内容/名言
人間関係で悩んだら → 課題の分離を行う。
これは誰の課題なのか?を考え、他者の課題には介入せず、自分の課題には誰一人として介入させない。
私の感想
「嫌われる勇気」から学べたことを挙げ出すと多くなってしまうので強いて1つあげるのであれば、「課題の分離を行うこと」でしょうか。
例えば私が「あの人に嫌われたくない」と思ったとします。
「嫌われたくない」と思うのは私自身ですが、実際に私を嫌うかどうかを決めるのは相手次第です。
なので私が最善を尽くしたのであれば、そこから先は自身の問題では無い、という考え方です。
その通りですよね。笑
ベストを本当に尽くしたのであれば、私自身にそれ以上できることは何もありません。
後は相手が決める事、相手の課題です。
そこに変に介入し過ぎると関係性が複雑になっちゃったりします。
他者の課題に頭を悩まし続けても、最終的な結論を出すのは相手なので余計なストレスを感じなくて済む、と言ったような内容です。
私はこの本を読んで、かなり気が楽になりました。
と共に、自身の課題だと思う事に対しては一層真剣に取り組もうと思うようになりました。
この「嫌われる勇気」は必ず私の娘にも読ませたいと思います。
読むか読まないかは娘の課題なので強制はしませんが、読んだことで学べた素晴らしい内容をきちんと伝えるのは私の課題だと思うので、娘が大きくなった時にはしっかり伝えたいと思います(´・ω・`)
最後まで目を通していただきありがとうございました。
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