「あした死ぬかもよ?」あらすじ/内容
上手に生きる方法について書かれた本。
生きる上での有用な考え方、偉人の響く言葉などを紹介してくれています。
引き寄せの法則について触れられている箇所も何ページかありました。
前向きに生きるためにはどういった考え方、行動をすればいいのかを示してくれている本です。
私が読んだ際にメモした文章
私が箇条書きでメモした内容をそのまま記載します。
本当にそのままなので分かりづらい文章もあるかと思いますが、その点はご了承ください。
- 人生はどんな質問を自分に投げかけるかで決まる。
- なんでも思い通りにいったら人は退屈するだけ。
ゲームの一面ばかりやっているようなもの。
- 不安になった時、「この不安は過去最高の不安も比べて何点?」と自問すると不安が軽減できる。
- 嫌な感情は「数値化」すると、その感情を客観的に見られるようになる。
- あなたの今の生き方は、どれくらい生きるつもりの生き方なんですか?
- 明日がある、明後日があると考えている間は何もありはしない。
肝心の「今」さえないんだから。
- 流れ星に願い事を言うと叶う。それは、流れ星が現れるその一瞬の間に願い事を言えるということは、何を叶えたいかが明確になっているという事。
- 努力する者は、それを楽しんでいる者には勝てない。→努力というのは、無理にしている事なのでいつか力尽きる。でも、楽しむことができたら力尽きる事はない。
- 今の仕事が好きではないとしても、自分の進みたい「方向性」を加えれば、たとえ嫌いな事でも「大好き」に変えることが出来る。
- 一人で見る夢は夢でしかないが、誰かと見る夢は現実だ。オノ・ヨーコ
- youとmeで夢は叶う。これが本当のyou(ゆ)me(め)。
- 鬱になった人、トイレ掃除するのがいい。
意味のないようなことに一生懸命取り組むと、そんな自分を次第に好きになれるから。
- 人が死んだ後に残るものは、集めたものでは無く「与えたもの」である。
ジェラール・シャンデリー
- 今望んでいる夢は本物かどうか。
その見分け方として、「それから?」と自問を続け、喜びをリアルに感じられなければその夢は偽物だ。
- トラウマを乗り越えた人はその記憶のイメージに「自分」がいる。しかし、まだトラウマを乗り越えていない人たちの回想には「自分」がいない。「自分」が登場しないということは、トラウマがまだ現実のままだという事。現実の視点では「自分」が見えないので登場しようがない。
心に残った内容/名言
- 人生はどんな質問を自分に投げかけるかで決まる。
- 人が死んだ後に残るものは、集めたものでは無く「与えたもの」である。
ジェラール・シャンデリー
私の感想
率直な意見で申し訳ないのですが、
「綺麗事ばっかり言ってるな。」
と感じました。
確かに良いことばかり言っています。
ですが、実際に現代社会に生き延びるという視点で見ていくと正直かなり無責任な事ばかり言ってます。腹が立ってしまう程無責任です。
- 明日がある、明後日があると考えている間は何もありはしない。
肝心の「今」さえないんだから。
こう書かれている一文があるのですが、明日の事や未来のことを考えて行動しなければ人類のここまでの発展は無かったと思います。
今日死ぬ人が投資とかしますか?
株なんて買いますか?
学校へ行って勉強なんてしますか?
私の捉え方が極端で卑屈なだけなのかもしれませんが、そうだとしても言い方が雑過ぎます。もっと責任を持って本を書いてほしい。
- どこに行きたいかがわかっている人は、必ず目的地に辿り着くことができる。
これもこの本に書かれている一文ですが、本当に無責任な一文だと思います。
何処に行きたいかがわかっていても行き方がわからなくて行けない人、行く術を持っていない人、外部的要因が強すぎて身動きが取れない人、行き方がわかっていても途中で息絶えてしまう人、様々な人がいます。
「必ず行ける」
何を持ってこんな無責任な事を言っているのでしょうか。
夢を持たせるだけ持たせて、いざ希望を持ってやる気だけで行動したら全く上手くいかない。
けど、上手くいかない事に対しての責任を取る義務なんて筆者には全く無い。
この本は
「とりあえず夢を持たせて一時的な元気を出させるために書かれた本且つ、売るために綺麗事を並べ、人生に期待を持たせる本」
と言ったところでしょうか。
筆者に怒りのメールを送りたいぐらい、無責任な事ばかり言ってて正直胸糞悪いです。
私が個人的に大嫌いな「引き寄せの法則」についても肯定的に書かれていました。
私は過去に引き寄せの法則を心から信じ3年間、本気で実行したことがあります。
参考にした書物はロンダ・バーン氏の「ザ・シークレット」です。
願い事をノートに書き、あたかも既に願いが叶っているように振る舞い行動する。
毎朝生きている事に感謝し、生んでくれた親にも感謝し毎朝口に出して「生んでくれてありがとう」と言う。
当時は「願い事が叶うんだ!」とワクワクしながら2年間程過ごしました。残りの1年間は疑心暗鬼になりながらも「もう少しだ!」と自分に言い聞かせ引き寄せの法則に従って行動しました。
結果はどうだったか?
勿論願い事は何も叶いませんでした。踊らされただけでした。
これを言うときっと引き寄せの法則信者は
「引き寄せの法則を心から信じていないからだ!」
とか言い出すのでしょうが、最初の2年間はマジで信じ切って行動していました。思い出すのが恥ずかしいぐらいに。信じて行動していました。
それでも叶わなかった。
所詮、物は言いようなんですよね。何とでも言える。
本気でやったかどうかなんてものは本人しかわからないもんです。そして、本人しかわからなくても良いものだとも思います。
本は売れなければ意味がない。所詮、売るために書かれただけの本だったということです。
この「あした死ぬかもよ?」という本もその類の本です。
自己啓発書としても内容が薄っぺらく、正直人におススメできるような本ではありません。
それでも要所要所に本当に素敵な言葉もあったりもします。
- 人生はどんな質問を自分に投げかけるかで決まる。
この一文は確かにその通りだなと思いました。
軽い気持ちで読まれる分には適した本だと思います。
酷評で申し訳ないのですが、これが私の本音です。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
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