「勝負論 ウメハラの流儀」あらすじ/内容
勝ち続けるというのは、つまり成長し続けているという事—。
- 勝ち続けることと単発の勝ちはどう違うのか。
- どうして僕は勝ち続けられるのか。
- そして読者がそれぞれの世界で勝ち続けるにはどうすればいいのか。
17歳で世界大会に優勝し、「世界で最も長く賞金を稼ぎ続けているプロ・ゲーマー」としてギネスにも認定されている著者:梅原大吾が、「勝負」についての考え方を語ってくれています。
私が読んだ際にメモした文章
私が箇条書きでメモした内容をそのまま記載します。
本当にそのままなので分かりづらい文章もあるかと思いますが、その点はご了承ください。
- 勝ち負けにこだわらない勝負の形があり、勝つことへの執着から解放されるようになって、かえって勝てるようになることを悟った。
- 勝ち続けるというのは、つまり成長し続けているということ。
- 勝つことにはリスクがある。
- 勝てば勝つほど、いつか返済しなければならない「評判」を利息付きで溜め込んでいる。
- 自分が何をするかは必ず自分で決めること。
- 他の人が決めたことなら、絶対に後悔する。
- 勝ち続ける方法の一つとして、効率を最優先しないこと。
- ニュートラルな、先入観のない状態をどこまで保てるか。それが高みに上がるための絶対的な強さになることをまずは覚えておいて欲しい。
- 最終的に目指しているのは「誰にもできない、自分にしかできないこと」。
- 苦労して得た経験が元になっていると、決して同じ失敗をしない。
- 「基礎固め」の段階では、一連の動作をそのまま練習するのでは無く、一つ一つを分解し、細かいパーツ毎に検証していく。
- どのポイントで自分がつまずくのかがわかったらそこを反復して重点的に練習する。いつまで反復するのかは、「無意識にできるようになったらクリア」とする。
- 技術の向上は「正確さ」「速さ」「力を使わない」で判断する。
- 適度な難易度は「意識すればできるが、意識しないとできなくなる」を目安に。
- 自分だけの知識とは、決して外からは見えない。
- ひとつの知識、情報、あるいは特技に固執し続けるのは、成長を拒否し、勝ち続けることを放棄しているに等しい。
- 成長とは、好きでいるためにはどうするか工夫することである。
- 高いレベルの勝負は、結局まだどの人間も見たことのない世界である。そんなところでなにが合理的かなんて、人間にはわからないのだ。
- いつ成果が出るかを考えるのも、いつまでにどんな成果を出そうかと考えるのもおごりにしか思えない。
- 今成長を続けている人、これからしてみようと考えている人に僕が言えるのは、「厳しい期間は、思ったより長い」ということだ。
- 目に見えない先のことを怖がってみても仕方がない。そんなものは、これから運によっていくらでも左右されてしまうのだから。
一番心に残った内容/名言
- 勝ち続ける方法の一つとして、効率を最優先しないこと。
- ひとつの知識、情報、あるいは特技に固執し続けるのは、成長を拒否し、勝ち続けることを放棄しているに等しい。
- 最終的に目指しているのは「誰にもできない、自分にしかできないこと」。
- 成長とは、好きでいるためにはどうするか工夫することである。
良いこと書き過ぎていて、一つに絞れませんでした_(._.)_
私の感想
私は趣味でFX(外国為替証拠金取引)をやっているのですが、トレーダーに必要なマインドとかなり似ているなと感じました。
「あれ?トレードの本を読んでたんだっけ?」
と勘違いするぐらい、共通する事が多々あります。
相場というフィールドは不確実性の高いところです。
勝負の世界でも運の要素はかなり含むため、頑張ったからと言って必ず報われるわけでは無い。
そんな不確実性の中をどう突き進んでいくか?ということを自身の体験を元に教えてくれています。
この本を要約すると
「他人と比べるのではなく、以前までの自分と現在の自分、そして今後の自分を随時比べ、毎日成長することが大事であり、その過程そのものが幸せなことである。」
ということを仰っているのだと思います。
不確実性の高い未来をいくら怖がっていても仕方がない。
どれだけ思考を凝らしたとしてもこれからの運によっていくらでも左右されてしまうから。
そこにフォーカスを当てるのではなく、自身の成長に目を向け、毎日1つずつでもレベルアップしていこうと教えてくれています。
又、その「レベルアップをするための練習方法」や、「自身に適度な難易度の設定基準」、「技術向上の判断は3つの要素で決める」など、成長の過程の過ごし方を具体的に教えてくれています。
とにかく周りは気にせず、自身の成長にフォーカスを当て、日々成長していく自分を感じて過ごす事が大事と仰っています。
個人的な感想ですが、勝負に関して書かれた本の中でも良書の部類に入るかと思います。
梅原さんのストイックで真摯な姿勢に良い意味で影響を受けました。
お勧めの1冊ですので是非一度目を通してみてください^^
最後まで目を通していただきありがとうございました。
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