「勝ち続ける意志力」内容
eスポーツでも最前線で戦い続け、成績を残し続けるプロゲーマーの梅原大吾さんの本。
「継続して勝つために必要な事とは何か?」
を深く考え、梅原さんの考える勝負論がわかりやすく書かれています。
ゲームの世界だけの話しではなく、現実世界でも通用する「勝負事」に関しての不変的な内容が書かれています。
私が読んだ際にメモした文章
私が箇条書きでメモした内容をそのまま記載します。
本当にそのままなので分かりづらい文章もあるかと思いますが、その点はご了承ください。
- 諦めずに続けていれば人の目が気にならなくなる日が来る。
そして、人の目が気にならない世界で生きることは本当に楽しい、と確信を持って断言できる。
- 10の壁を超えられない人は、おそらく自分に自信が持てない人。
自分の判断に身を委ねて動くのが怖いかららどうしてもセオリーに頼ってしまう。
- 基礎や基本の上に自分なりの色を出せるようになれば、一気に成績は伸びる。
- 結果にこだわらず、日々の成長に喜びを見出すように努める。
- 自分の限界を超えた期間限定の頑張りというのは、結局は背伸びに過ぎない。
- 結局、大切なのは量より質。
- 大会に出場するときに僕が抱いているのは、自分のプレイを見て欲しいという思いだけだ。「俺のプレイはどうだ?勝負の内容をしっかり見てくれよ」と思っている。大会は賞金目当てではなく、日々の練習の成果をお披露目する場と考えている。
- 自分にとって適量の努力知りたいときは「その努力は10年続けることができるか?」と自問自答してみるといい。
- 実力が備わっていないのに注目されるのは不幸だと思う。下手に注目されるよりも、機が熟すのを待つべきではないだろうか。
- 運に頼る人間は、その時勝つことができても勝ち続けることはできない。
- 勝ち続ける人間は、運に頼らない覚悟を持ち、勝てる道を追求し続けている人間だ。
- 「運、不運なんて関係ない」
そう断言できるようになった者のみが、運・不運すら越える神の領域へと踏み込んでいけるのだろう。
一番心に残った内容/名言
- 自分にとって適量の努力知りたいときは「その努力は10年続けることができるか?」と自問自答してみるといい。
- 運に頼る人間は、その時勝つことができても勝ち続けることはできない。
どちらも優劣つけ難いとても深い言葉なので2つ挙げさせていただきます。
私の感想
私の中では上位に入る良書です。
ゲームの世界だけではなく、現実世界でも通用するとても大事な事を教えてくれています。
この本の中でより読者に伝えたいんだろうなと感じた内容は、
「周りを気にせず、自分と真剣に向き合い、昨日の自分よりも1つだけで良いからレベルアップすることを続けろ」
ということなんじゃないかと思います。
私が「私が読んだ際にメモした文章」で挙げた内容を読むだけでもある程度皆さんに伝わるんじゃないかなーと思うのですが、本当に人生に於いてもとても大事な事を教えてくれています。
私はやり始めたら一気にやろうとかなり無理をしてしまうタイプで、途中でしんどくなってしまうのですが、
- 自分にとって適量の努力知りたいときは「その努力は10年続けることができるか?」と自問自答してみるといい。
という言葉を知ってからは、自身にブレーキを掛け、「末永く続けるには?」を考えて行動するようになりました。
私はそこまで出来た人間でも無いので、少し自身を甘やかし過ぎてしまうこともありますが、それでも一切辞めてしまうよりはマシだと考え、程々に休憩を挟むようにしています。
この本に書かれている内容は、私が感じた事として
- 将棋界の天才、羽生善治さん
- 麻雀界の鬼才、桜井章一さん
と共通する部分が多々あります。
究極の勝負に於いて、辿り着く先はそれぞれ違えど、似通った考えがあるのは確かです。
ゲームをしない人にも胸を張っておススメ出来る本です。
投資や投機にも通用する考えがあるので、そういった「不確実性の中、決断しなければならない勝負」に興味がある、又は実際に身を置いている人は是非一度読んでみてはいかがでしょうか?
最後まで目を通していただきありがとうございました。
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