「しょぼい起業で生きていく」内容
Youtuberのえらいてんちょう(通称えらてん)さん初の書籍。
自身が起業した方法と考え方を書かれている本です。
朝起きが苦手、満員電車が嫌、意味もなく人に頭を下げるのが嫌い等々、サラリーマンが合わなかったえらてんさんが、実体験を元にゆるい自営業のノウハウを教えてくれています。
えらてんさんは初の実店舗としてリサイクルショップを開店。
営業方法として
- いつもお店を開けておく⇒「いつでも開いているお店」と知ってもらう事が大事
- 毎日開けて長いことやっていると人が集まりだし、いつの間にか溜まり場となり、外から見ると繁盛しているように見える
- なんとなく楽しそうな空間に人は寄ってくる
- 家賃が勿体無いのでお店に住んじゃう
- 店の前に無料の物を置いておく⇒ついでに中を見て行ってくれる
- 自分の家の家具家電はリサイクルショップなので使い回しで無料で手に入る
といったことが書かれています。
又、事業をするに当たり、考えやアイデアから事業化するのではなく、「自分にできそうなこと、環境、得意な事、人との繋がり」から考え事業化させることが大事とも仰っています。
いつもやっている行為をお金に変えること⇒「生活の資本化」をテーマに話しを広げていくような内容となっています。
私が読んだ際にメモした文章
私が箇条書きでメモした内容をそのまま記載します。
本当にそのままなので分かりづらい文章もあるかと思いますが、その点はご了承ください。
- いつもやっている行為をお金に変える→生活の資本化
- アイデアから事業化ではなく、「自分にできそうなこと、環境、得意なこと、人とのつながり」から考え事業化させる。
- 「始めてしまったけど、この部分でどうしてもお金がないんです!」なら出資する気になるが、「こんな面白いことをやりたいんです!」だけだと、出資を受けられる確率は低くなる。
なぜなら、「やりたい」から「やり始める」までが1番労力を必要とすることを、投資家は自分の事業で嫌と言うほど知っているからです。
- 無料の品を店の前に置き、店頭まで足を運んでもらう。
- 消防署の方から来たのですが、家庭用消化器の購入を、、、
→消防署から来たとは言っていない。
- 子供はパチンコ台じゃない!
⇒子供にたくさんお金をかけたからと言って期待通りの”状態”が手に入るわけではない。それなのに期待通りにならないからと言って子供を叩くのは論外という意味。
パチンコ台にたくさんお金を入れたのに玉が出てこず台を叩く人と掛けた例。
一番心に残った内容/名言
いつもやっている行為をお金に変える→生活の資本化
私の感想
内容としては、「とにかく自分にできることから事業化しよう」ということから話しを細分化し、自身の経験を元に説明してくれるというような形で話が進んで行きます。
生活の中にそのまま事業を取り入れ、開店資金を出来る限りかけないようにし、経営コスト=生活費のような生活をすれば起業はお金が無くても誰でもできる、ということを仰っています。
リサイクルショップをオープンし、毎日開ける事で暇な人が寄ってくれるようになり、そこからコミュニケーションを取り、人が集まりだし、その様子を外から見た人が「なんか楽しそう」という理由から又集まりだす。
といったようなことを仰っているのですが、まぁ私には無理だなーと思いました。
そもそも、私は人とのコミュニケーションが得意ではありません。笑
えらてんさんは生活保護のボランティアなどにも参加されていたようで、コミュニケーション能力が非常に高いように思います。
なので人と接するのが苦手な方がこれを真似て実際にやってしまうとめちゃくちゃ大変だと思います。
本当に好きだからこそ、苦にならないからこそできる事であり、少しでも無理をして起業してしまうとこの本に書いてあることは何もできなくなってしまいます。
私にはあまり響かない本でしたが、書いてあることは矛盾なども無く的を得てると思います。
もし、実店舗を構えた起業を考えているのであれば、一度読んでみても良いのかもしれません。
最後まで目を通していただきありがとうございました。
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